日別アーカイブ: 2015年5月15日

サラサラとベタベタな汗の違いとは?
汗の疑問を解決(1)

「立夏(りっか)」が過ぎ、昼間は汗ばむ季節になりました。

においや汗じみが気になりますが、汗は出しましょう。運動不足やエアコンに頼って汗をかかないでいると、汗が出る汗腺(かんせん)の働きが衰えて、汗をかけなくなります」と話す正木初美院長は、汗の働きについてこう続けます。

サラサラとベタベタな汗の違いとは?汗の疑問を解決(1)

汗の主な働きは体温調節です。体温を一定に保つために、汗をかいて熱を逃がしています。

汗が出なければ熱が体にこもるため、体の正常な機能を維持できなくなります。特に脳は熱に弱いので、汗を出して体温を下げて脳を守っています」

サラッとした汗なら爽快感もあるのですが、べたつく汗は不快でにおいも気になります。なぜでしょうか。

「水のようなサラッとした汗の成分は99%が水分です。汗腺が正常に機能するので、ナトリウムやマグネシウムなど体に必要なミネラルは、汗腺でろ過して血管に戻されて、主に水分だけが排出されます。蒸発しやすく雑菌が繁殖にくいので、においはありません。『良い汗』と言われます。

一方で、ベトベトした汗の成分は水分とミネラルです。汗腺の機能が低下するとミネラルを血管に戻すことができなくなり、水分と一緒にミネラルが体の外へ出されます。このような汗は雑菌が繁殖しやすいので、においのもとになります。『悪い汗』と言われるゆえんです」(正木院長)

では、良い汗をかくためにはどうすればいいのでしょうか。

日ごろから、『汗をかく』習慣を身に付けましょう。あまり汗をかかないでいると、汗腺の働きが鈍くなり、ミネラルをろ過できなくなるので、べたつく汗しかかけなくなります。汗をかいていると、汗腺の働きを取り戻し、正常な機能が維持されます。

私は10年以上前から、ほぼ毎朝30分のウォーキングをしています。好きな音楽を聴きながら少し速く歩きます。冬でもたくさんの汗をかき、気分は爽快で、一日を元気に楽しくのりきれます。朝日を浴びてのウォーキングは自律神経のバランスも整い、ダイエット効果もあります」(正木院長)

あまり汗をかかない、べたつく汗ばかりかく場合は、日ごろからしっかりと汗をかいて、汗腺の機能を取り戻すことが大切ということです。